
連合の第90回かながわ中央メーデーが27日、横浜市西区の臨港パークで開かれた。雨が降る中、主催者発表で6700人が参加。長時間労働の是正や同一労働同一賃金実現に向けて取り組みを続け、「尊厳ある生活と働き方」などを確立するために行動するとしたメーデー宣言を採択した。7月の参院選で、連合が支援する候補者への支持も訴えた。
連合神奈川の柏木教一会長は「今年は働き方改革元年」とし、「働き方が変わっていないとしたらどこかに手が入っていない。その点検をしてほしい」と力を込めた。
さらに、「忖度(そんたく)の大流行は民主主義の劣化だ。立憲主義をないがしろにする安倍政権の暴走は許せない」と批判。「われわれが克服すべき課題はたくさんある。それを解決する一つが、大きな取り組みとしての参院選だ」とし、「私たちの意思をしっかり見せることが大事。未来に責任を持てる日々の取り組みをこれからも展開する」と、参院選に向けてあらためて協力を呼び掛けた。
来賓として黒岩祐治知事、林文子横浜市長らが出席。立憲民主党、国民民主党、社民党に加え、公明党の国会議員や地方議員らも顔をそろえた。県内ではこの日を含め、4月中に8会場で連合系メーデーが開催されており、主催者発表で計2万3293人が参加した。