【時代の正体取材班=成田 洋樹】相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で発生した殺傷事件から1年を迎えるのに合わせ、知的障害者の当事者団体「ピープルファースト横浜」は22日、犠牲者19人を追悼する集会を横浜市保土ケ谷区の上菅田地域ケアプラザで開いた。参加した当事者らは「事件を一生忘れない」と訴えるとともに、仲間の輪を広げようと声を上げた。
同団体は「障害者である前に一人の人間であり、自分たちのことは自分たちで決める」という理念を掲げて1996年に発足。10~70代の男女約30人が月1回の会合で親睦を深めたり、メンバーが大学などで当事者としての思いを発信したりしている。