在日米海軍は20日、7月に予定していたイージス駆逐艦ミリウスの米海軍横須賀基地(横須賀市)への配備を2018年に延期する、と発表した。同艦の整備と改修を確実に完了させるためとしている。
同艦は、弾道ミサイル防衛(BMD)能力を持ち、現在行っている改修により最新鋭の防空、弾道ミサイル防衛などを備えた戦闘システムが搭載される。
米海軍は当初、15年から17年にかけて順次、横須賀基地にイージス艦3隻の追加配備を予定。15年には、駆逐艦と巡洋艦の計2隻が配備された。3隻目となる同艦が追加されれば、横須賀を事実上の母港とする艦船は過去最多の14隻となる。