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改元機に架け替え 両陛下も使われる臨御橋 町が寄付募る

社会 | 神奈川新聞 | 2019年4月1日(月) 18:46

半世紀ぶりに架け替えられる「臨御橋」=葉山町内
半世紀ぶりに架け替えられる「臨御橋」=葉山町内

 葉山町は改元を機に、葉山御用邸近くにある「臨御橋(りんぎょばし)」を半世紀ぶりに架け替えることを決めた。地域住民や観光客のほか、天皇皇后両陛下も御用邸滞在時に利用されてきたが、老朽化に伴い、2023年5月の完了を目指して改修する。ふるさと納税制度などを活用し、1日から改修費の寄付を受け付けている。

 臨御橋はコンクリート製で全長33メートル、幅4メートル。御用邸敷地内を流れる下山(しもやま)川に架かり、一色海岸と長者ケ崎・大浜海岸を結ぶ。欄干の色から「赤橋」との愛称でも知られる。

 町によると、木造だったが台風や老朽化で破損を繰り返し、町が1968年にコンクリート製に改修。2015年に点検したところ、欄干や橋脚に多くのひび割れが見つかり、対応を協議してきた。


3月29日には、臨御橋周辺で清掃活動も行われた=葉山町内
3月29日には、臨御橋周辺で清掃活動も行われた=葉山町内

 地域住民から保存を望む声があった一方で、橋は道路法が適用される道路でも生活道路でもないため、公共施設等総合管理計画の対象に含めて予算付けすることが難しく、厳しい財政事情を踏まえ、改修費を寄付で賄うことにした。

 費用は約2億円で、20年12月まで寄付を募る。金額に上下限はないが、サイト「ふるさとチョイス」からは1回1~49万円。町は寄付額によって▽芳名帳▽橋周辺に設置予定の芳名板▽橋-に寄付者の氏名を記すことも検討している。

 先月29日には、橋周辺の清掃が町主催で行われ、地域住民ら約50人が参加した。小学2年の男児(7)は「危ないと言われるから丈夫になってほしい」と話した。寄付に関する問い合わせは町財政課電話046(876)1111。

 
 

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