
子どもの発達障害について考えるシンポジウム「発達障害を抱える子ども2019~ひとりひとりの特性を知り、そして考えよう~」が23日、横浜市中区の横浜市技能文化会館で開かれ、市民ら約150人が参加した。県司法書士会主催、神奈川新聞社など後援。
前半は「NPO法人発達サポートネット バオバブの樹」(茅ケ崎市)理事の沖村加奈子さんが、発達障害の一つ、自閉症スペクトラム障害(ASD)について講演。パネルディスカッションでは、当事者と保護者、沖村さんを交え、「一人一人の個性を尊重しよう」「保護者が孤独になってはいけない」など、活発に議論した。
参加した40代の女性は「自分の子どもも発達障害があり、大変参考になった」と話し、県司法書士会の星野務会長は「市民の皆さんと一緒に、司法書士も発達障害を理解するきっかけになれば」とあいさつした。