県警は27日、横浜市中区の県警本部で、4月から1年間、災害現場での救助活動にあたる災害救助犬9匹の嘱託書交付式を開いた。
9匹は国際救助犬連盟の試験に合格したジャーマンシェパードやダルメシアンなど4犬種。
9匹の指導手らに嘱託書を手渡した県警の岡部郁夫危機管理対策課長は「阪神大震災以降、災害救助犬の有効性は広く認められている。いつ起きるか分からない大規模災害で1人でも多くの命を救えるよう、備えを万全にしていきたい」と述べた。災害救助犬による捜索活動などのデモンストレーションも行われた。
県警は阪神大震災のあった1995年に災害救助犬の嘱託制度を導入した。