ホストクラブで接客アルバイトをしたなどとして、厚木市は25日、厚木消防署玉川分署の男性主事(27)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。地方公務員法が規定する営利企業などへの従事制限違反や信用失墜行為にあたると判断した。同日付で主事は退職願を提出、市は受理した。
市消防本部によると、主事はことし1~3月の18日間、都内のホストクラブでアルバイトをし、計約10万円の報酬を得ていたという。消防職員として遅刻や無断欠勤などはなかったといい、市への匿名の投書などから発覚した。
主事は聞き取りに「全職員に迷惑をかけた。いけないと分かっていたが、飲食店の起業のため仕組みを勉強しようと考えた」といった趣旨を話したという。
同本部は「信頼を損ねる行為で誠に遺憾で深くおわびします」と謝罪。再発防止策として管理監督者による指導の強化などを図る。