相模原市議会問題視、注意喚起へ
「リニア中央新幹線の発生土置き場の事業」と偽り、相模原市緑区の藤野地区で同市内の不動産業者が土地買収の営業を繰り返していることが相模原市議会で問題視されている。
田所健太郎氏(日本共産党)が27日の一般質問で取り上げ、加山俊夫市長は「JR東海は、リニア工事の発生土は自治体以外の第三者は仲介しないという見解をホームページに掲載している。市も連携し、地元自治会への説明や回覧で周知を図る」と述べた。
市によると、これまで市民から「所有地を売却するよう求められ迷惑している」という趣旨の相談が寄せられたという。
リニア中央新幹線は、2027年の東京・品川-名古屋間の開業を目指し、相模原市内で準備工事が進められている。