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船舶衝突備え訓練 旅客船で海保や日赤

社会 | 神奈川新聞 | 2019年1月31日(木) 17:00

訓練で、海上保安官と連携してトリアージを行う日赤の医師や看護師=31日、横浜港の「マリーンルージュ」船内
訓練で、海上保安官と連携してトリアージを行う日赤の医師や看護師=31日、横浜港の「マリーンルージュ」船内

 横浜港沖で船舶同士が衝突し、旅客船で多くのけが人が発生したと想定した救助訓練が31日、山下公園(横浜市中区)を拠点とする旅客船「マリーンルージュ」で行われた。

 横浜海上保安部と日本赤十字社県支部の業務提携により毎年実施。海上保安庁の特殊救難隊や横浜水上署、市消防局の船艇や職員も加わり、100人余りが万一の際の連携を確認した。


訓練で、旅客船内で救助活動を行う海保や日赤、県警や消防の職員ら=31日、横浜港の「マリーンルージュ」
訓練で、旅客船内で救助活動を行う海保や日赤、県警や消防の職員ら=31日、横浜港の「マリーンルージュ」

 訓練は負傷者の数や程度を事前に明かさないブラインド方式で行われた。第1報を受けて、特救隊員や市立みなと赤十字病院(同区)の医師や看護師らが巡視艇で出動。治療の優先順位を決めるトリアージや、負傷者を巡視艇などに乗せて横浜海上防災基地(同区)に搬送する訓練を行った。


訓練で、けが人を旅客船から搬出する海上保安官ら=31日、横浜港の「マリーンルージュ」
訓練で、けが人を旅客船から搬出する海上保安官ら=31日、横浜港の「マリーンルージュ」

 横浜海保の三浦兼部長は「今回の教訓を関係機関で共有し、さらなる救助技術や連携の向上に努めてほしい」と講評。日赤県支部の松森繁事務局長は「今年はラグビーのワールドカップ、来年は東京五輪・パラリンピックを控えている。万一の際は関係機関が連携して的確な救助活動を行えるように」と引き締めた。

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