孫の注意で詐欺防げ-。深刻な特殊詐欺被害を防ごうと、県警は30日、横浜市中区の市立間門小学校でキャンペーンを開催した。被害者の大半は高齢者で、“目に入れても痛くない”孫から注意喚起してもらいたい考えだ。
山手署の防犯大使に委嘱されたアイドルグループ「乃木坂46」の梅澤美波さん、久保史緒里さんが同校を訪れ、3~6年生児童約400人に「急にお金が必要。用意して」「キャッシュカードを預かります」などの犯行グループが多用する言葉を紹介。「この言葉を聞いたらすぐに電話を切って家族や警察に相談して、とおじいちゃんやおばあちゃんに伝えて」と呼び掛けた。
クイズ形式で特殊詐欺の実態や手口について理解を深めたほか、留守番電話を設定するなどの対策も教えた。6年生の佐々木照君(11)は「帰ったら家族に詐欺のことを知ってもらいたい」などと話した。