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「借金あった」 横須賀の高齢者施設女性殺害で 逮捕の職員が供述

社会 | 神奈川新聞 | 2019年1月26日(土) 17:00

入所者の女性が死亡した老人ホーム=横須賀市大矢部
入所者の女性が死亡した老人ホーム=横須賀市大矢部

 横須賀市の老人ホームで殺害された無職女性のキャッシュカードを使って現金を引き出したとして、窃盗容疑で逮捕された施設の男性職員(31)が「借金があった」と供述していることが26日、捜査関係者への取材で分かった。無職女性が死亡した24日の時点で、キャッシュカードが女性の手元にあったことも判明した。県警は何者かが同女性の部屋にカードを戻したとみて、調べを進める。

 県警のこれまでの捜査で、殺害された無職女性(89)の口座からは昨年12月21日~1月19日、9回にわたり計約125万円の不審な引き出しがあったことが分かっている。

 捜査関係者によると、無職女性は23日、別の施設職員を通じて県警に相談。キャッシュカードがなくなり口座から勝手に現金が引き出されたが、その後カードは手元に戻ったと説明したという。県警は最後に不審な引き出しがあった19日以降に、カードが無職女性の元に戻されたとみて、同容疑者の関与を調べている。

 県警は24日深夜、無職女性のキャッシュカードを使って現金15万円を引き出したとして、窃盗容疑で職員の男を逮捕した。現金自動預払機(ATM)の防犯カメラ映像などから関与が浮上した。

 無職女性は24日朝、1人で暮らす3階の部屋で心肺停止状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は首を圧迫されたことによる窒息と判明し、県警は25日に殺人事件として捜査を始めた。窃盗事件との関連についても慎重に調べている。

 
 

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