JR東海の御殿場線下曽我~足柄間で3月から交通系ICカードの利用が可能になるのに先立ち、沿線の市町などの議員で構成するICカード利用促進議連のメンバー約30人が21日、松田駅(松田町松田惣領)で研修会を行った。
メンバーは同駅の山本達也駅長から使用できるICカードの種類や、JR東日本、小田急線などの異なるICエリアの乗り越しの方法などの説明を受けた。実際に同駅に設置中の簡易改札機も見学した。
同議連には2市6町(小田原、南足柄市、中井、大井、松田、山北、開成町、静岡県小山町)の議員が参加。ICカードについて、御殿場線沿線では他線に乗り換えたり、バスを利用したりする人は熟知している一方、遠出しない人はまったく知らないなど、個人差があるという。
同議連代表の渡辺良孝・山北町議は「今後は乗車だけでなく、買い物など便利な使い方もできることを広めていきたい」と話していた。