陸上自衛隊武山駐屯地は15日、正当な理由がないのに無断で9日間欠勤したとして、高等工科学校の40代の男性1等陸曹を同日付で停職9日の懲戒処分にした、と発表した。
同駐屯地によると、陸曹は昨年10月25日から始業時刻になっても出勤せず、所在不明になった。同11月2日に北海道内にいたところを、道警から連絡を受けた隊員に保護された。陸曹は「私生活での悩みがあって欠勤した」などと説明している。
他に、同学校の男性3等陸曹(26)を停職3日、40代の男性防衛教官を戒告の処分にした。2人は指導中の生徒の態度に腹を立て、顔や腹を殴って2週間のけがを負わせたり、生徒の襟首をつかみ「殺そうと思えば殺せるんだ」などと発言したという。