米側協力 なおも不透明
「毅然とした対応を」専門家
米海軍イージス駆逐艦とフィリピン船籍のコンテナ船が衝突し、米兵7人が死亡した事故は24日で発生から1週間を迎えた。第3管区海上保安本部(横浜)は日米地位協定に基づいて優先的に捜査を行う意向を示す米海軍と協議を行うが、捜査協力が得られるかは見通しが立たない。難航が予想される中、専門家らは「今回の衝突は単純な過失であり、地位協定などを理由に捜査に滞りがあってはならない」と、3管に毅然(きぜん)とした対応を求めている。
「協議中」
3管の大根潔本部長は23日の会見で「米海軍と協議しながら、捜査機関として果たすべき役割を適切に果たしたい」と述べるにとどめた。イージス艦側への捜査を巡る質問が記者から繰り返されると