厚木基地(大和、綾瀬市)に拠点を置く海上自衛隊第四航空群は8日、仕事始め式を行った。
年頭訓示を行った金嶋浩司司令は「依然、北朝鮮の核やミサイルは眼前の脅威であり、中国は海上交通路における権益獲得に向けた試みを継続している。国内では災害が多く、物資輸送の後方支援を実施した」と昨年1年間を振り返り、警戒監視や災害支援など引き続き任務の完遂を呼び掛けた。
また、航空機事故の根絶に向けて「安全確立への挑戦」を掲げ、全ての職種の隊員が最大限努力することを求めた。昨年12月20日に起きた韓国海軍の艦船によるP1哨戒機へのレーダー照射問題への言及はなかった。