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1歳長男殺害で母逮捕 元同居の男も容疑で県警

社会 | 神奈川新聞 | 2017年6月24日(土) 02:00

 1歳9カ月の長男を殺害したとして、県警捜査1課と相模原署は23日までに、殺人の疑いで、無職の母親(26)=横浜市緑区西八朔町=と、当時交際し、同居していた無職の男(29)=住所不定=の両容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑は、共謀して昨年9月22日ごろ、相模原市中央区星が丘3丁目のアパート一室で、母親の長男を窒息させ、同10月1日夕、搬送先の病院で低酸素脳症により死亡させた、としている。同課によると、母親は容疑をおおむね認め、同居していた男は「やっていない」などと否認している。

 同課によると、長男は両容疑者と3人暮らし。母親が同9月22日午後1時すぎ、「子どもの意識がない」と119番通報、長男は相模原市内の病院に搬送された。目立った外傷はなかったが、検査で脳が腫れていることが判明。病院は「一緒に寝ていて起きた時に意識がないことに気付いた」との説明を受けたというが、虐待の疑いがあるとして同26日に同署に通報した。

 県警は、脳の腫れが病気や事故によるものではなく「故意に行われた窒息によるもの」と断定。両容疑者が殺害した疑いが強まったとして、逮捕した。

 「亡くなったとは聞いていたが、まさか殺されたとは」。両容疑者が当時住んでいたアパートの隣室の会社員男性(58)は驚きの表情を見せた。

 母親と初めて会ったのは昨年6月。長男を抱いて引っ越しのあいさつに来たが、人懐っこい笑顔が印象的だったという。だが、その3カ月後に救急隊員に抱かれ、ぐったりしながら救急車で運ばれる姿を目撃した。「顔が真っ白な赤ちゃんと、対照的にお母さんは冷静だったように見えた」と話す。

 隣室からは、母親とみられる「やめてよ」「早く食べなさい」と怒鳴る声が聞こえる一方で、子どもの泣き声が午前0時ごろまで続くこともあったという。

★母、市役所に育児相談

 母親の福良有貴容疑者(26)が昨年4月、相模原市役所に育児について相談していたことが23日、分かった。市中央子育て支援センターの担当者は「精いっぱいのことをしてきたつもりだが、大変残念。事実関係を確認し、検証していきたい」と話している。

 同センターによると、昨年4月、同センターの前身である市中央こども家庭相談課の窓口に同容疑者と颯人ちゃん、親戚の女性の計3人が相談に訪れた。同容疑者は「うまく育てられない」などと説明。担当者は「育児能力が低い」と判断し、毎月4、5回の頻度で9月までの約半年間、電話や自宅訪問などで対応してきた。ただ、保護の必要性は感じなかったという。

 長男が病院に運ばれたことは、9月23日に病院からの連絡で把握。10月3日には同容疑者が亡くなったことを報告しに窓口を訪れ、長男の写真を見ながら「これからどうやって生きていけばいいのか分からない。死ぬのはこの子に悪い」などと話していたという。

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