認知症の人や家族が集まって語り合う「認知症カフェ」が22日、横須賀市汐入町の汐入メンタルクリニック3階にオープンした。毎月第4木曜日に開催し、情報交換やリフレッシュできる場を提供していく。
65歳未満で発症する若年性認知症の当事者と家族でつくる「よこすか若年認知症の会タンポポ」が主催し、同クリニックの協力を得て実現。初回の22日は20人ほどが集まり、コーヒーやお菓子を囲みながら会話を楽しんだ。
同会の岸正晴代表(69)によると、「本人が認知症の診断を受けるのを嫌がって治療につながらない」「若年性の場合は、デイサービスに行っても高齢者ばかりで家に引きこもってしまう」など共通の悩みがある。
岸さんは「大手を振って『認知症だ』と言って、和気あいあいと話しができる場所になれば」と話している。
認知症カフェは、毎回午後1時~同3時。参加費は1人100円。問い合わせは、岸さんm-kishi@zc4.so-net.ne.jp。