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年末向け野菜に供給過剰感、値崩れの懸念も/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2010年11月20日(土) 15:07

年末に収穫を迎えるホウレンソウ=横浜市瀬谷区
年末に収穫を迎えるホウレンソウ=横浜市瀬谷区

野菜価格が安定しない中、供給が持ち直した後の値崩れに対する懸念が生産農家にくすぶっている。夏の猛暑で作物に悪影響が出たため種をまき直した例が少なくなく、収穫期が集中する年末にかけて供給過剰感が強まりかねない。今年の異常気象に振り回され続ける作り手たちの表情には疲労感が漂う。

横浜市瀬谷区の平本順一さんの畑では、栽培していたキャベツやブロッコリーの苗が猛暑で傷んだため、生育が早いホウレンソウなどの葉物野菜に切り替えた。

収穫時期は年末。正月商戦に向けて供給量自体が増える時期とあって、値崩れへの懸念は強い。「うちは取引価格が安定している加工業者への供給がほとんどを占めるが、この夏の天候で見込みが狂った」と漏らす。

同区の岩崎良一さんは、切り替えた葉物野菜の出荷が年末に集中することを見越し、1~2月に収穫できるように種まきの時期をずらした。「効率よく収穫できるように作付けの工夫はしているが、結局は天気次第。10月も雨ばかりで消毒ができなかった」

断続的な雨や気温の低下などの天候不順で、10月中旬をピークに徐々に下がりつつあった野菜全体の価格は安定しない。農林水産省の野菜小売価格緊急調査(11月8~12日)では、全国平均でダイコンやハクサイ、キャベツなど調査対象の8品目のうち5品目が前週比4~25%値上がりした。平年比では90%以上高いものもある。

横浜市中央卸売市場(横浜市神奈川区)の11月中旬の卸値は、前年比でダイコンが1・75倍、キャベツが3・57倍高い水準。今後の動向について、同市場の荷受会社は「相場を引っ張るキャベツやダイコンなどが潤沢に出てこないと全体の価格が落ち着かない。天候も不安定なので、年末の葉物野菜の価格動向も読めない」と話している。

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