19日の国際認証セーフコミュニティの取得を前に「厚木市安心・安全ツアー」が18日、厚木市のぼうさいの丘公園などで開かれた。市など主催。市内外の30人が参加し、市民の事故防止や防犯活動の取り組みなど防災施設を見て回った。
ぼうさいの丘公園では、担当者がセーフコミュニティ取得に向けた経緯や取り組みを説明。事件事故の予防や地域のきずなの再生を狙い、2008年度から本格的に着手したことや事故の多かった交差点に改良工事をした結果、大幅な事故減につながったことなどを紹介した。
一行は、備蓄倉庫など公園内の施設を見学後、公民館で市民安全指導員が防犯相談や防犯情報を提供する「移動番屋」と呼ばれる相談所を見て回った。
児童が登下校する時間帯に保護者や地域住民が家の外に出て子どもたちの安全を見守る「愛の目運動」も見学した。午後3時すぎ、戸室地区防犯連絡協議会のメンバーらに「おかえりなさい」などと声を掛けられながら、厚木市立戸室小学校の児童は元気よく下校。同連絡協議会の岩渕金吾代表(71)は「セーフコミュニティ取得で取り組みが注目されることで、さらに使命感や責任感を感じ、活動している」と話していた。
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