秦野市の建設会社で男性=当時(47)=の切断遺体が見つかった事件で、横浜地検は9日、逮捕監禁、死体損壊、死体遺棄の罪で、無職の男A(41)=詐欺罪で服役中=と無職の男B(41)=窃盗罪などで服役中=、会社員の男(52)=千葉県市原市=の3容疑者を起訴した。認否は明らかにしていない。
起訴状などによると、3被告は2015年5月、男Aが経営に関わっていた建設会社の応接室で、同社の作業員の男性を監禁。その後、遺体をチェーンソーなどで切断した上でカセイソーダ水溶液で溶解し、浄化槽内に遺棄した、とされる。男Aは監禁中に男性の顔を蹴るなどしたとして、暴行罪でも起訴された。
捜査関係者によると、男Bと男の両被告は同社の元作業員。服役中の男Aが16年5月、松田署に宛てた手紙で死体遺棄事件への関与をほのめかし、発覚した。