葉山町は、昨年12月に町立保育園に通う男児が死亡したのを受け、再発防止策などを検討するため、外部委員でつくる検証委員会を設置する。
保育施設などでの重大事故防止や事故発生時の対応に関する国の通知やガイドラインに沿って設置。山梨崇仁町長は警察が捜査を続けているとした上で、「事件か事故かも分からないが、何もしないまま過ごすわけにはいかない。ほかに危険につながるものがないか、予防対策を検証する」と狙いを説明した。
委員は学識経験者や保育関係者など5人。7月下旬から本年度末までに計5回程度開く予定。町議会第2回定例会(6月15日開会予定)に提出する2017年度町一般会計補正予算案に委員の報酬45万円を盛り込んだ。
昨年12月14日、男児が町立葉山保育園から帰宅後に死亡。前日に園内の木製デッキ上で転倒したが、外傷は見当たらなかった。