国土交通省は7日、東名高速道路綾瀬スマートインターチェンジ(IC)の開通見通しについて「現時点ではめどが立たない。用地取得の見通しが立った時点で、事業主体があらためて工程を精査し供用開始時期を示す」と説明した。
同日の衆院国土交通委員会で、民進党の本村賢太郎氏(衆院比例南関東)の質問に、同省の石川雄一道路局長が答弁した。
石川局長は「一部地権者の移転先の確保が難航しているため工事に着手できず、目標の2017年度末開通が厳しい状況になった。神奈川県と綾瀬市からは、全力で用地買収に努めるとともに、中日本高速道路会社が施工可能な工事を進めて少しでも早く供用開始を目指すという報告を受けた」と述べた。
同ICは自動料金収受システム(ETC)搭載車限定で、横浜町田ICと厚木IC間の工業専用地域(綾瀬市小園、事業用地約2・9ヘクタール)に設置予定。