
6日午後2時5分ごろ、相模原市南区磯部の竹林から出火、竹林約120平方メートルと木造平屋の物置小屋2棟、鉄製コンテナ4台を焼いた。相模原南署は出火原因を調べている。
現場は毎年5月に開催されている「相模の大(おお)凧(だこ)まつり」の下磯部会場に近い相模川の土手。焼けたコンテナは下磯部大凧保存会が使用し、今年の大凧揚げに使用した和紙などの凧作りの材料や凧作りの道具一式、発電機や草刈り機などの備品が保管され、すべて焼失したという。代々受け継がれてきた引き綱や、大凧の骨組みは別の場所に置かれていたため、無事だった。
下磯部大凧保存会会長の片倉利明さん(73)によると、今月26日に保存会会員が一堂に集まり、骨組みなどは「お炊きあげ」をする予定だったという。
相模の大凧は江戸時代から伝わる伝統行事。下磯部会場から約500メートル離れた新戸会場では重さ約1トンの大凧が毎年揚げられている。