
3日午前11時ごろ、相模原市消防局(同市中央区中央)前の市道に植えられた街路樹の桜1本が倒れ、歩道をふさいだ。けが人はいなかったが、歩道沿いの自動車販売店のフェンスや照明灯などを壊した。市道路補修課は、幅約4メートルの歩道を一時、通行を規制し、約5時間かけて撤去した。
同課によると、桜は高さ約11メートル、幹回り約2メートルで、樹齢は約50年。根元のくされが原因と見られるという。
自動車販売店の男性店長(43)は「ゴンという音を聞いた同僚が、倒木に気がついた。お客さんなどに被害はなくて良かったが、まさか倒れるとは」と驚いた様子だった。近くに住む男性は「ほかにも倒れそうな桜はあるが、大丈夫だろうか」と心配そうに見つめていた。
周辺にはほかにも77本の桜が植えてあり、同課は今後、専門業者に精密診断を依頼するという。
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