【時代の正体取材班=田崎 基】国会で審議中のいわゆる「共謀罪法案」について抗議の声を上げようと複数の市民団体が連日集会を開く。早ければ15日にも参院法務委員会で採決に踏み切るという見込みもあり、審議は最終局面を迎えている。こうした動きを踏まえ国会周辺の抗議行動は熱を帯びる見通しだ。
国会で野党議員が共謀罪法案や加計学園問題などを追及した5日夜、首相官邸前には市民が集まり、「共謀罪は今すぐ廃案!」「自由にものが言える社会を壊すな!」と訴えた。ツイッターなどで参集を呼び掛けた主催の男性は「でたらめな答弁しか出てこない国会は本当に終わっている。だからちゃんと文句を言わなきゃいけない。全国でやらないといけない」と抗議の拡大を呼び掛けた。