
伊勢原市にある大山の夏山シーズン(27日~8月17日)を前に、参道や登山道周辺の清掃が14日、行われた。旅館組合や飲食店物産組合などで組織する大山観光振興会(目黒仁会長)が呼び掛けたもので、約100人が参加、雑草の刈り取りや、落ち葉かき、ヤマビル駆除に汗を流した。
大山阿夫利神社下社から山頂、秦野市へ向かう蓑毛道、女坂の3ルートで行われた。参加者は草刈り機や竹のくま手、ヤマビル駆除剤の入った噴霧器を用意、道路脇の草むらの刈り取り、落ち葉の掃き掃除を重点的に実施した。
下社から大山ケーブル駅へつながる女坂では、落ち葉を掃くと隠れていたヤマビルが次々と姿を見せ、用意した噴霧器で薬剤を散布、駆除していた。すれ違うハイカーからは「ご苦労さまです」などの声が掛けられていた。
大山では27日に夏山開きが行われ、夏山シーズンを迎える。目黒会長は「きれいで気持ちよく、安全に観光客を迎えるため、関係者が毎年清掃を実施している。数々のイベントも予定されているので、ぜひ足を運んで」と話している。
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