川崎市は23日、市内の公園や河川などで生活する今年1月現在のホームレスの概数が前年より42人少ない341人だったと発表した。8年連続で減少した。
性別は男性が324人、女性9人、不明8人。場所別では河川が178人と全体の52・2%を占め、公園58人、道路56人、駅前広場・公共施設など「その他施設」が40人と続く。
区別では、川崎区が144人で42・2%を占め、中原区82人、幸区52人、高津区35人と続く。市内のホームレスは2003年の1038人をピークに減少傾向にある。
市生活保護・自立支援室は「市内を巡回する専門相談による自立支援施策を受ける人が増えているとともに、雇用状況の改善も影響しているのではないか」と分析している。調査は1月12、13の両日、同市の専門巡回相談員が目視で行った。