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「春キャベツ」小売価格が高騰、農家は反動を心配/神奈川・三浦

社会 | 神奈川新聞 | 2010年4月14日(水) 10:32

三浦市内で栽培が盛んな「春キャベツ」
三浦市内で栽培が盛んな「春キャベツ」

出荷の最盛期を迎えているはずの三浦市内の「春キャベツ」が天候不順で生育が遅れている。小売価格は高騰し、生産者の手取りも高値となっているが、農家は「野菜は需要と供給で価格が決まる。これから暖かくなって野菜が一気に出回ると、大きく値が下がるのでは」と反動を心配。寒暖の差が激しく、安定しない今春の天気に気をもんでいる。

「この時期としては強い寒気が流れ込み、県内では14日から17日ごろにかけ平年より7度前後低く、最低気温が3度以下となるところもある」。横浜地方気象台は12日、「低温に関する神奈川県気象情報第1号」で、霜などによる農作物被害への注意を呼び掛けた。

同気象台によると、三浦市では、4月に入りこれまでおよそ半分の6日間、1日の平均気温が平年を下回った。最低気温は平年8~9度だが、7~9日は3日連続で5、6度台に冷え込んでいる。

県内はもちろん、関東で人気の三浦の「春キャベツ」の出荷は気温が上がらない影響で生育が遅れる。現在の出荷も少なめで、取引価格が上昇している。

市内のある農家では、現在の出荷ペースは計画の半分程度という。農家の手取りは、3月下旬は1ケース8個入りが千円強だったが、4月に入り、最高で倍近くの2千円に上がった。

価格が上昇するのは一見、農家にとって恩恵がありそうだが、それほど単純ではない。この農家は「目先のことを喜んでばかりいられない。これまでに出荷したのは予定の3割ちょっとで、これから本格化する。市場に出回る数が一気に増えれば、価格が大きく下がり、それが続けばトータルで収入が減る」と先行きを不安視している。

青果卸の横浜丸中青果(横浜市神奈川区)によると、13日現在、県産キャベツの取引価格は、例年よりおよそ千円高い1ケース2700円前後。同社の担当者は「4月後半から出荷量が増え、徐々に価格が下がるのではないか」とみている。

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