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「照手姫伝説」にちなんだハナモモが色鮮やか、“生みの親”が見守る/相模原

社会 | 神奈川新聞 | 2010年4月10日(土) 10:56

ハナモモの成長を見守る岡部さん=相模原市南区麻溝台の市立相模原麻溝公園
ハナモモの成長を見守る岡部さん=相模原市南区麻溝台の市立相模原麻溝公園

相模原市南区麻溝台の市立相模原麻溝公園で色鮮やかな花を咲かせるハナモモを“まな娘”のようにやさしく見守る男性がいる。20年に及ぶ交配実験で4品種のハナモモを改良した市みどりの協会理事長の岡部誠さん(72)=愛川町中津。相模原の伝承「照手姫伝説」に登場する照手姫にちなんだ名前がつけられており、同公園に植えられている4品種約50本は、今週末が見ごろだという。

「きれいですね」。来園者に声を掛けられると、岡部さんのほおが緩む。「喜んでもらえると、やっぱりうれしい」。これまでサルスベリなど8品種を改良。中でもハナモモ4品種は全国的に普及し、岡部さんにとって“まな娘”のような存在だという。

岡部さんは、東京教育大(現筑波大)農学部を卒業後、県職員として農業大学校で農家の後継者養成などに取り組んだ。

ハナモモの品種改良を始めたのは、1973年に旧県園芸試験場相模原分場の研究員となってから。街路樹として、狭い場所にも植えられるよう、枝立ちがよい品種を目指した。

花を咲かせるのに4、5年を要する。「研究員としては毎年報告書を書かなければならないが、花を咲かせ交配させるまでは報告できず、苦労した」と振り返る。研究員仲間らと協力し、開発したのが桃、紅、白色の花をつける3品種。相模原に伝わる「照手姫伝説」にちなみ「照手桃」「照手紅」「照手白」と名付け、86年に新品種登録。その後も研究を続け、93年には上品なパステルピンクの花を咲かせる新品種「照手姫」を生み出した。

生みの親だからこそ、注ぐ視線は熱い。街で見かけても「ちゃんと咲いているかな」と、ついつい気になってしまうという。

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