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県ボランタリー活動奨励賞受賞のヒロコ・ムトーさん、いじめ克服訴え朗読講演/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2010年3月19日(金) 12:09

県ボランタリー活動奨励賞を受賞したヒロコ・ムトーさん(右下)と「心の宅急便」にかかわるメンバー
県ボランタリー活動奨励賞を受賞したヒロコ・ムトーさん(右下)と「心の宅急便」にかかわるメンバー

小中学生らを対象に、いじめ防止や克服を呼び掛ける朗読活動を続けている横浜市港北区在住のヒロコ・ムトーさん(64)が、県の2009年度ボランタリー活動奨励賞を受賞した。全国で「心の宅急便」という名の朗読を始めて2年半。2人の娘がいじめに遭った経験などを交えながら、「いまのままのあなたがいい」と語り掛けている。

「いつか子どもたちが乗り越えることができたら、その経験を伝えたいと思っていたんです」

30年前、帰国子女だった長女が幼稚園や小学校でいじめに遭った。次女も中学2年のとき、同級生らから無視される「シカト」に遭った。

ムトーさんは山形市で幼少時を過ごし、青学大を卒業後、結婚を機に25歳で横浜に移り住んだ。夫の転勤で4年間の米国生活から帰国すると、長女に奇異のまなざしが向けられた。

「人はみんな違うのに、日本はどうしてみんなが同じ色をしていなければだめなんだろう」。娘が抱えた孤独に胸を痛めた。エッセーやミュージカルを手掛ける表現者として、何かできるのではと考えていた。

転機は2006年、最愛の母が93歳で他界したことだった。

翌年から「心の宅急便」を始めた。2人の娘が遭ったいじめの実体験や、自身が作詞した歌をハープの演奏を交えて語る。これまで横浜市内を中心に、全国約30の学校で思いを伝えてきた。

詞で問い掛ける。「あなたに贈りたい言葉がある 世界中の誰よりも あなたがいい」「声を殺して泣いた あの日が今はうそのよう 友達にならない? このあたたかい言葉を いつまでも忘れない」

児童、生徒から届いたメッセージは9千通を超えた。「いじめに悩む子の『頑張ります』という言葉は、もちろんうれしい。でも一番は、いじめと無関係の子が『ただ見ているだけなのは、いじめに加担しているのと同じだと気付いた』と書いてくれること」

そんな子に、勇気を出して言ってほしい。「ねえ、友達にならない?」と。

講演会の申し込みは、「心の宅急便」ホームページから。

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