
第3管区海上保安本部(横浜)の総合訓練が20日、東京湾の羽田沖で行われ、巡視船艇15隻と航空機4機が参加した。他の管区からも参加する大規模な訓練は5年ぶり。
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訓練では、人命救助のスペシャリスト特殊救難隊や流出油や有害物質への対応を専門にする機動防除隊も出動。火災が発生した船舶に取り残された人をヘリコプターでつり上げて救助したほか、小銃を発砲して逃走するテロ容疑船を巡視艇が猛スピードで追跡し、閃光(せんこう)弾や小銃で対応して制圧した。
尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海警備の強化に伴い、全国の巡視船が派遣されたことで中止が続いていた。最新鋭の巡視船が建造されたことなどから、今年は規模を縮小して再開した。

















