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空母レーガンが西太平洋警戒へ 横須賀基地出港

社会 | 神奈川新聞 | 2017年5月17日(水) 02:00

原子力空母ロナルド・レーガン
原子力空母ロナルド・レーガン

 米海軍横須賀基地(横須賀市)に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンが16日午後1時半ごろ、西太平洋地域での定期的な警戒活動のため、同基地を出港した。具体的な行き先や行動予定は公表されていない。

 担当海域には、朝鮮半島情勢をにらんで原子力空母カール・ビンソンが展開している日本海周辺も含まれる。弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮をけん制するために、R・レーガンが周辺海域に派遣されれば、米朝間の緊張がさらに高まる可能性がある。

 小型船で出港の監視活動をしていた市民団体「ヨコスカ平和船団」の新倉裕史さん(69)は「整備中でなければカール・ビンソンではなく、レーガンが朝鮮半島周辺に行っていたはず。今後、レーガンが日本海に入るのは心配。軍事に頼らない大人の外交に転換していくことを強く願っている」と話した。

 R・レーガンは、昨年11月に約3カ月の航海を終えて帰港。長期の整備作業を受けていた。今回の出港は、当初は今月15日に予定されていたが、機材に不具合が見つかり、修理のため延期されていた。

 
 

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