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横浜市大生が学習や意見交換の場を運営、高校生を支援

社会 | 神奈川新聞 | 2009年12月31日(木) 10:44

高校生のコミュニケーションを大学生が支援する「学びの伴奏」。まじめな話題を真剣に話し合う貴重な機会になっている=横浜市金沢区の柳町コミュニティハウス
高校生のコミュニケーションを大学生が支援する「学びの伴奏」。まじめな話題を真剣に話し合う貴重な機会になっている=横浜市金沢区の柳町コミュニティハウス

横浜市立大学の学生らが、高校生世代の学習支援と意見交換の場を運営している。「考えを表現し、異年齢間でコミュニケーションする」体験を“後輩たち”と共有しつつ、学校と家庭以外に高校生が集える「第三の場」を提供している。

活動しているのは同大学の教育研究サークル「Eduken」(岩本雄代表)。「学力が低下した」などと批判されがちな「ゆとり教育」を受けた世代のメンバーらが、「自分たちは失敗作か?」と、学生の視点から教育を見つめ直そうと創設した。「教育」をテーマに大学生活紹介などの記事を盛り込んだ高校生向け季刊フリーペーパー「はだしの教室」を5月に創刊し、活動を開始した。

今回の学習支援の場づくりは「学びの伴奏」(通称・まなばん)事業として、8月にスタートした。きっかけは担当の同大学1年、松本卓也さんと後輩との会話だ。「3分間で自己紹介をしてと言ったら『できません、分かりません』と尻込みしている」と松本さん。対話能力が後退しているのでは、と危機感を抱いた。「学ぶとは、物事を考えること。僕らはゆとり教育で、自発的に学び、交流から考えを深める経験を重ねてきた。その体験を後輩に還元したい」と、この事業を企画したという。

活動日は水曜午後6時半~9時半、日曜午前10時~午後5時。市のコミュニティハウスや大学会議室などを借り、大学生7人が勉強をサポート。日曜の後半約2時間を意見交換に充てている。

これまでに取り上げたテーマは「体罰」「ゆとり教育」など。松本さんがいくつかの質問を投げ掛けながら、7、8人の高校生とメンバーの大学生らが意見を表明する形式だ。参加した高校1年女子は「学校ではあまり取り上げない話題ばかりなので、考えをまとめるのは大変ですが、刺激になります」と話す。

教育制度改革や青少年の居場所づくりに詳しく、同サークル顧問も務める同大学国際総合科学部の高橋寛人教授は「学校や家庭で評価の視線にさらされ、地域に居場所をつくりにくい高校生にとって大切なのは『存在を肯定する人がいる』ということ。先輩の大学生が気に掛け、声を掛けることだけでも、場をつくる意義がある」と、この事業を評価している。

「まなばん」はサポーターの大学生、参加する高校生ともに募集中。松本さんは「多様な人の参加によって、意見交換学習をより充実させたい」と話している。問い合わせは岩本代表電話080(4051)0948。

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