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背信行為、言語道断、「県税一家」に怒り/神奈川県職員の預け金着服

社会 | 神奈川新聞 | 2009年12月23日(水) 00:52

県税務課に在籍していた職員が公金を詐取したとされる不祥事。架空発注による「預け金」を着服したという手口に、県職員の間からは「本当に信じられない」との声が上がり、県議は「言語道断」と指弾した。「県税一家」と称される税務担当の閉鎖的な体質が背景にあるとの指摘も上がった。

架空発注の手段として使われた預け金。ある職員は「20年ほど前までは、年度末に使い切れないお金を業者に預けた後、査定が厳しい備品について消耗品を買ったことにして購入した部署もあったが、そういった流用も厳格に管理していた。私的流用なんて考えられない」と語った。

さらに、「1994年ごろ『官官接待』について情報公開請求が相次ぎ、その時点で普通は『預け』もやめていたと思う。よくも懲りずに、こんなことをやっていた」と続けた。

別の職員は「いまだにこんなことをやっているなんて」としながらも、「『県税一家』は特殊なセクション。さもありなんという気もする」と語る。

県税一家とは、本庁の税務課と出先の県税事務所を合わせた税務担当を表す俗称。県税一家の中を異動で行き来する職員が少なくなく、閉鎖的な要素があるという。県税担当者の間では、他の部署の職員を「税外職員」と呼ぶこともあるという。

県当局も21日の会見で、税務課内は異動が少なかったことが、不祥事の背景にあったのではないかとの見方を示した。一方で、「税務担当は取り立てなどで苦労する部署。少しでも税収を上げようと汗を流す職員がいるのに背信行為だ」と、他の税務担当者をおもんぱかる声も上がった。

税務担当の不祥事は、県議会にとっても衝撃だった。ある中堅議員は「財政危機の中、議会もボーナスを削るなど協力し、みんな大変な思いをして予算編成をしている。言語道断だ」と厳しく批判。ベテラン議員は「長いこと、習慣化していたのではないか」と、まゆをひそめた。

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