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アスベスト被害で元従業員遺族、IHIを提訴/横浜地裁

社会 | 神奈川新聞 | 2009年12月16日(水) 11:37

アスベスト(石綿)が原因で肺がんにかかり死亡したとして、IHI(旧石川島播磨重工業)の元従業員工藤晃さんの遺族が15日、慰謝料など計約8520万円の支払いをIHIに求める訴えを横浜地裁に起こした。原告の弁護団によると、アスベスト被害でIHIを訴えるのは初めてという。

訴状などによると、工藤さんは1962年4月に石川島播磨重工業に入社。2002年6月に退社するまで、全国の工場で電気炉の新設工事などに従事した。06年に肺がんに罹患(りかん)し、07年10月に65歳で死亡。死後、アスベスト吸引の結果発症した肺がんによる死亡として労災認定された。

訴えは、工藤さんは組合運動などを理由に昇進が妨げられ、「大量のアスベスト製品が使用された環境で長年にわたり作業に従事することになった」と指摘。1955年にイギリスでの調査でアスベストと肺がんの関係性が確立されている点などを踏まえ「入社時点でアスベストが危険であることは認識可能だった。防(ぼう)塵(じん)マスクなど、十分な安全教育を行うべきだった」などと主張している。

提訴後に会見した工藤さんの妻で原告の義子さん(63)=大和市=は「裁判を望んでいた夫の遺志を継いで提訴した」と話した。

IHIは「訴状の内容を確認していないので、コメントを差し控える」としている。

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