
海老名市中新田の県立海老名高校で4日、「スペシャルボランティアデー」として、生徒たちが保護者、地域住民らと一緒に清掃活動などを行った。落ち葉清掃に人手がなくて困っている高齢者宅にも生徒たちが訪れ、感謝されていた。
参加した生徒は1、2年生と3年生有志の約700人。学校周辺の道路、公園、小学校、コミュニティーセンターなどで落ち葉の清掃、ごみ拾い、建物の窓ガラスふき、ペンキ塗りなどを行った。
学校近くの民家では、市の保護樹木に指定されているケヤキなど大きな木がたくさんあるため、地元自治会を通して落ち葉の清掃を依頼された。生徒や保護者約10人が竹ぼうきで広い庭を一斉に掃くと、たちまち10袋以上が集まった。
庭を掃いてもらった高齢者(76)は「年を取って庭の手入れに苦労していた。きれいになってありがたい。若い人のはつらつとした姿は見ているだけで気持ちがいい」と話していた。
清掃活動の後、生徒たちにはPTAの保護者らが用意した豚汁が振る舞われた。
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