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女子大生が環境対策、全国1位のエコ大学はフェリス女学院/横浜

社会 | 神奈川新聞 | 2009年10月18日(日) 16:26

池や草むらが広がる屋上ビオトープ=横浜市泉区のフェリス女学院大学緑園キャンパス
池や草むらが広がる屋上ビオトープ=横浜市泉区のフェリス女学院大学緑園キャンパス

大学の環境対策を各大学のサークルなどが評価する「第1回エコ大学ランキング」が先月発表され、フェリス女学院大学が私立大学部門で全国1位に輝いた。小鳥や昆虫が集う池や草むらが校舎屋上に整備され、太陽光発電や風力発電を活用。学生食堂から出る生ごみを堆肥(たいひ)化し、学生団体が地域住民向けの環境学習会を企画するなど、大学を挙げたさまざまな取り組みが高い評価に結び付いた。

▽池と草むら

同大学緑園キャンパス(横浜市泉区)部室棟の屋上に上がると、生物の生息環境「屋上ビオトープ」が広がっている。小さな池と草むらが整備され、さまざまな昆虫や小鳥がやって来る。市街地を見下ろす開放的な空間は学生の憩いの場になり、屋上の断熱性が高まることで建物内は冬は暖かく、夏は涼しく保てるという。

校舎には自然エネルギーを活用し、省エネルギー化を図る工夫が盛り込まれている。体育館は、室温を一定に保つため館内に外気を取り入れる設備を導入。年間を通じて16度前後の温度を保つ地中を通して外気を館内に取り込む仕組みだ。

キャンパスの地下には殺菌・ろ過された80トンの雨水を貯水できる巨大タンクがあり、トイレ用のほか、夏場には熱くなった屋根に散水する。また、環境問題への取り組みを学生に意識してもらおうと、太陽光、風力発電装置の発電量が表示されるエコビジョンを設置。学生食堂から出る生ごみは学内で乾燥させ、堆肥化される。

▽学生ら連携

環境に配慮した大学づくりは、大学と教職員、学生が連携して進めている。環境問題を考える同大学の学生でつくる「エコキャンパス研究会」が中心となって、ビオトープの手入れを行い、親子連れを対象に大学周辺の生き物を観察する講座を企画してきた。部長で同大学2年の小川紀子さん(21)は「大学を挙げて取り組んでいるため、環境問題に関心が高い学生が多い」と話す。

同研究会では学生にマイボトルの持参や節電を呼び掛け、地球温暖化による海面上昇で水没の危機にある太平洋の島国ツバルやキリバスを訪ねるなどして環境問題を学んできた。

環境問題に対する同大学の取り組みは2005年に県の「かながわ新エネルギー賞」を受賞。全国から視察が相次ぎ、大学の環境対策を学ぶキャンパスツアーに参加する高校生は年間1600人を数える。

同研究会顧問で環境・資源保全学が専門の佐藤輝・准教授は「大学が中心となって環境問題に取り組み、環境意識の高い学生を育てていきたい」と話している。

◆エコ大学ランキング 大学の環境サークル約300団体が加盟する全国青年環境連盟(エコ・リーグ)を中心に組織する「Campus Climate Challenge実行委員会」の主催。全国334大学にアンケートを送付し、回答のあった107校の環境対策の取り組み状況を点数化して評価した。

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