8日午前5時35分ごろ、三浦市の剣崎沖で、遊漁船から「無人の船を見つけた。近くに漂流している人がいる」と118番通報があった。近くを航行中の別の漁船が、うつぶせの状態で浮かんでいた三浦市南下浦町松輪、漁師の男性(81)を救助したが、搬送先の病院で死亡が確認された。
横須賀海上保安部によると、現場は同所の剱埼灯台の沖合約1キロ付近。男性は8日早朝に1人で漁に向かったとみられ、救命胴衣を身に着けて浮かんでいた。乗っていた小型船はいかりが下ろされ、船内には海水が流れ込んでいた。
みうら漁業協同組合によると、男性が乗っていたとみられる小型船は長さ約5メートル。船の前方と左側中央に傷があり、白と赤の塗料がそれぞれに付いていたという。