旭署は1日、6月に横浜市泉区の無職男性(26)を傷害容疑などで誤認逮捕したと発表した。逮捕の2日後に釈放し、8月になって同署幹部が直接謝罪したという。
同署によると、6月18日午前2時半ごろ、横浜市旭区の飲食店駐車場で、都内の20代男性3人組が別の3人組の男と口論になり、1人がナイフで背中を切られるなどして約3週間のけがを負う事件が発生。
同署は、事件直後に現場近くで加害者の1人が乗っていたワゴン車の所有者だった男性を、被害者に写真を見せるなどした上で、同月26日に逮捕した。その後、近くの防犯カメラに男性とは別の男が映っているのが分かり、釈放したという。男性は調べに対し、「車を貸しただけ。事件のときは東京にいた」と容疑を否認していた。
同署は9月1日に、傷害や恐喝などの疑いで、藤沢市在住の私立大学3年の男子学生(22)ら3人を書類送検。誤認逮捕を発表した。
田辺俊一副署長は「大変申し訳ないことをした。再発防止に努めたい」とコメントした。
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