光るキノコとして知られるヤコウタケが、箱根湿生花園(箱根町仙石原)で展示されている。発光は見ごろを迎え、物珍しそうに見入る観光客でにぎわっている。11月ごろまで展示される予定だ。
発光キノコは、八丈島などの温暖で雨の多い地域に自生する。とりわけヤコウタケは発光力が強く、10本集めると新聞が読めるほどの明るさを放つという。
明るい場所では白色だが、暗闇では緑色の光りを帯びる。キノコの持つ発光素と酵素の化学反応が発光の仕組みだ。同園が八丈島から菌糸を取り寄せて育てた、500円玉大ほどのかさを持つヤコウタケ5~10本が展示されている。
午前9時~午後5時。入園料は中学生以上700円(小学生以下400円)。問い合わせは、同園電話0460(84)7293。
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