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エレベーターで宇宙へ、大会に神奈川大チーム参戦/神奈川

社会 | 神奈川新聞 | 2009年7月15日(水) 00:00

エレベーターで宇宙へ―。NASA(米航空宇宙局)などが提唱するユニークな技術開発に、神奈川大学の学生がチャレンジしている。バッテリーとモーターを積んだ単純な構造の昇降機だが、目指すのは、はるか宇宙空間だ。8月に米国以外では初めて開かれる「第1回宇宙エレベーター競技会」に県内の大学から唯一参戦する。

横浜市神奈川区の神奈川大横浜キャンパス。15日朝、長さ15メートルのポリエステル製ベルトが校舎の5階と地上をつないだ。スイッチを入れると、大きめのノートパソコンほどの昇降機は「シュイーン」という音とともに青空へ駆け上がった。

挑戦しているのは工学部機械工学科の江上正教授の研究室。昇降機はモーター二つを搭載し、幅約6センチのベルトを三つのローラーで挟み込み昇降する。この日7回行われた実験の最高記録は秒速1メートル。大学院2年生の守屋元道さん(23)は「まずは順調な滑り出しです」。

競技会では上空約150メートルに浮かべたバルーンまで到達する速さと、確実に降りてくる安定性が必要になる。現在の世界記録は秒速1・8メートル。守屋さんは「まずは軽量化。振動も抑えなければならないので、バランスが難しい」と技術課題の克服に取り組んでいる。

「宇宙エレベーター」は、地球上から宇宙空間に向けて10万キロメートルの長さのカーボン製のベルトを張り、静止軌道上の宇宙ステーションまで昇降機で行き来しようという構想。世界的な競技会にNASAなどが賞金を出すなど、可能性を模索する動きが活発化している。

神奈川大の学生を指導する江上教授は「地味な研究も大事だが、夢に向かっていくことも学生には大切。技術はビルのエレベーターなどにも応用できるだろう」と話す。

競技会は宇宙エレーベーター協会の主催。8月8、9日に千葉県船橋市で開催され、神奈川大のほか日本大、静岡大、名古屋大、独ミュンヘン工科大学などが参戦するという。

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