伊勢原署は1日、器物損壊事件で、容疑者の知人の男性を誤って現行犯逮捕し、釈放したと発表した。
同署によると、同日午前8時半ごろ、小田急線伊勢原駅北口で、伊勢原市の自称自営業の男性(37)がバスの交通整理をしていた男性会社員(26)と口論になった。会社員が持っていた拡声器を踏みつけて壊したとして、駅前交番内で男性と知人らから事情を聴いていた際、交番勤務の男性巡査(32)が同50分ごろに誤って一緒にいた知人の男性に手錠をかけた。
周囲の警察官が気づき、約1分後に手錠を外したという。巡査は途中から応援で交番に駆けつけており、指示を受けて手錠をかけたという。巡査は「騒いでいた男性と勘違いしてしまった」と話しているという。
同署幹部が同日中に男性に謝罪し、踏みつけた男性を在宅で捜査している。片山真副署長は「今後は職員にいっそうの指導を徹底し、再発防止に努める」と話している。
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