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わいせつで懲戒免職、教諭側は「事実無根」/藤沢

社会 | 神奈川新聞 | 2013年11月29日(金) 00:13

県教育委員会は28日、勤務する小学校内で複数の女子児童に対し、繰り返し背後からスカートをめくったり、尻やももを触ったなどとして、藤沢市立小学校の男性教諭(59)を懲戒免職処分とした。同日、懲戒免職された5教諭の1人。同教諭側は「事実無根」と全面否認している。

県教委や藤沢市教育委員会などは8月8日付で、事実関係を明確にするために同教諭を強制わいせつ容疑で刑事告発している。司法判断はまだ示されておらず、事実関係に争いがある中で懲戒免職とした異例の判断について「地検の手続きと、県教委による懲戒処分手続きは別。県教委が被害児童から直接事情を聴けたので、事実と認定した」と説明した。

県教委によると、同教諭は2011年4月ごろから同9月までの間、自校の女子児童数人の尻やももを触ったり、繰り返し背後からスカートをめくったり、抱きついたりした、としている。さらに、カッターナイフやはさみを女子児童の口元に近づける行為を複数回行った、としている。

男性教諭の代理人弁護士は同日会見を開き、「事実無根で処分手続きに不備がある。人事委員会に不服を申し立てる」と主張した。

◆県教委は「被害者へ配慮した早い処分」

「刑事告発によって、被害児童の保護者から協力を得られるようになった。結果的に児童自身からも県教委が(8月下旬に)直接事情を聴くことができ、事実認定に至った」。県教委は28日の会見で説明した。

同問題をめぐっては、藤沢市教育委員会が児童らから事情を聞き取り、報告書を作成している。県教委は事実認定した根拠について「詳細にできなかった部分もあるが、市教委の聴取から時間がたっても同じ記憶を持っていることや、被害児童同士ながらも目撃証言があることなどから信用できると判断した。弁護士とも相談し処分理由になると判断した」と強調した。その上で「被害者や保護者のためにも一刻も早い処分が必要と判断した」とした。

また、同日会見した藤沢市教委によると、被害児童の保護者は、教諭の不適切行為について「許せない行為」と話しているという。現在も教室に入れなかったり、男性教諭を怖がる被害児童がいることから「心理的な傷は癒えていない」としている。

◆教諭側は「事実無根」

男性教諭の代理人弁護士は県教委の処分発表後に会見し、「不当というレベルではない。権力の暴力だ」と批判した。今後、県人事委員会に不服申し立てを行うことを明らかにした。

弁護士が問題視したのは、県教委が事実と認めた複数の不適切な行為の信用性。「事実無根」とした上で、「こちらが反証するたびに、行為を行った時期や場所などが何度も変わる。最終的には、こちらが反証できないほど、ぼやかされたものになった」と強調した。

子どもへの調査の難しさを踏まえ、「利害関係のない専門家による事実調査を求めたが、認められなかった」と述べた。

また、刑事告発されたことにより、「捜査機関の調べを受けている段階なので、地検の処分後に申し開きをすると伝えていた」と適切な弁明の機会が与えられていないと主張。「地検が不起訴としてからでは『冤罪』となるので、慌てて行った処分だ」と訴えた。

男性教諭は今年10月、神奈川新聞社の取材に対して「身に覚えがない」と処分理由とされた行為を否定していた。

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