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足で描く「聖画」 先天性脳性まひの女性が最後の個展/相模原

社会 | 神奈川新聞 | 2013年11月27日(水) 00:08

足で描いた浦田さんの聖画などを紹介する作品展=相模原市中央区のギャラリー「スペース游」
足で描いた浦田さんの聖画などを紹介する作品展=相模原市中央区のギャラリー「スペース游」

先天性脳性まひで足を使って絵を描く相模原市南区麻溝台在住の浦田愛子さん(67)が27日から、最後の個展を同市中央区のギャラリーで開く。7年前に体調を崩し、思うように絵が描けなくなった。これまで制作した思い入れのある聖画を中心に計12点を展示、自らの創作活動に一区切りをつける。

浦田さんは両腕、体幹機能がまひしている中、好きな絵を10代から20代にかけて本格的に学んだ。30代以降は意欲的に油絵などに取り組み、個展を年2回ペースで開催。作品に対する評価も高く、二科展などで何度も入選してきた。

7年前に体調を崩してからは、入所する県立さがみ緑風園のベッドの上で大半を過ごす。以前のように大きな作品が描けなくなり、最後の個展を催すことにした。

「気持ちが明るく、心が和んでくるような絵を描きたい」。キリスト教徒でもある浦田さんの思いが詰まった作品展には、油彩や水彩の聖画を中心に12点出品。50号の油彩画「イコンの聖母子」は、絵筆を足に挟んでキャンバスに上がり、3カ月ほどかけて仕上げた。「少女の祈り」と題した油彩も40号の大作だ。

言葉を発することができない浦田さんは、神奈川新聞社の取材に、筆談で多くの来場を呼び掛けた。「クリスマスが近く、聖母子画を見てください。にぎやかなクリスマスもいいけれど、少し立ち止まって静かなひとときを過ごしてください」

作品展は同市中央区千代田のギャラリー「スペース游(ゆう)」で、12月8日までの午前11時~午後4時。12月2、3日は休館。問い合わせは、スペース游電話042(856)1990。

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