東日本大震災で被災した障害者を支援しようと、障害がある人や関東学院大(横浜市金沢区)の学生らが募金活動を続けている。22日は京急線金沢八景駅前で、およそ10人が通行人に協力を呼び掛けた。
活動が始まったのは2011年6月。中区の自立生活センター代表、磯部浩司さん(43)が、センターでアルバイトをしていた同大の女子学生に相談したのがきっかけだった。
磯部さん自身も頸髄(けいずい)損傷で車いす生活を送っている。「同じ障害者仲間を継続的に支援したい」と考え、女子学生が所属する同大文学部のボランティア団体のメンバーと連携。大学の構内や京急線金沢文庫駅前などで支援金を募ってきた。
ボランティア団体代表の同大2年、宮武優太郎さん(22)は「今月福島県を訪れ、復興への道のりは長いということを実感した。後輩にも引き継いで支え続けていきたい」と話した。
集まった支援金は支援団体の「ゆめ風基金」に送られ、被災地の施設運営などに活用される。
活動は25日も金沢文庫駅前で行う予定(午後4~7時ごろ)。
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