
女優・原節子の軌跡を貴重な写真やポスターでたどる特別展「~永遠の伝説~映画女優 原節子」が、鎌倉市雪ノ下2丁目の鎌倉市川喜多映画記念館で開かれている。
ことし生誕110年、没50年を迎える小津安二郎監督の作品にも数多く出演したことで知られる原さんは、15歳で銀幕デビュー。翌年には日本初の海外合作「新しき土」(1937年公開)のヒロインを務め、PRのため欧州や米国を飛び回った。
特別展では、その海外滞在中に撮られたプライベートの表情や、「麦秋」(51年)「東京物語」(53年)といった代表作のポスターなどを展示。当時の新聞に掲載されたインタビューも添えられ、原さん本人の作品への思いをうかがい知ることができる。
横浜市金沢区から妻と訪れた島田一さんは「(40代ごろから)表舞台に出なくなった原さんは美しくもミステリアスな女優」と展示に見入っていた。
来年1月26日まで。大人300円、小中学生150円。月曜日休館。問い合わせは同記念館電話0467(23)2500。
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