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お薬手帳がICカードに 市とソニー、薬剤師会が試行へ/川崎

社会 | 神奈川新聞 | 2013年11月15日(金) 23:47

電子お薬手帳の試験サービス協定を締結した(左から)ソニーの渡辺室長、川崎市の阿部市長、川崎市薬剤師会の嶋会長=川崎市役所
電子お薬手帳の試験サービス協定を締結した(左から)ソニーの渡辺室長、川崎市の阿部市長、川崎市薬剤師会の嶋会長=川崎市役所

川崎市とソニー、川崎市薬剤師会は、ICカードを利用して調剤データをクラウドサーバー上で管理する「電子お薬手帳」の試験サービスを実施する。お薬手帳をカード化することで、財布などで手軽に持ち歩けるようになり、スマートフォン(多機能携帯電話)で家族のデータなども簡単に確認できる。12月上旬から順次利用できる調剤薬局を増やし、来年3月末までに市内120店で導入する予定。

通常の「お薬手帳」は、処方された薬や量、服用回数などの調剤情報を紙の手帳に記録する。今回はソニーが開発した非接触ICカード「FeliCa(フェリカ)」を使う。全国の電車・バスの定期券や電子マネーにも採用されているもので、電子お薬手帳サービス「harmo(ハルモ)」と名付けられた。

利用者は、薬局で個人情報を入力したICカードを受け取り、薬局に置かれた専用の端末にカードをかざす。過去の履歴や新しく処方された薬を知ることができ、薬剤師との情報共有も図れる。

スマートフォンに専用アプリを入れれば、調剤情報を把握でき、服薬後の副作用などの記録も見られる。一定の認証手続きをすれば、離れて暮らす家族の調剤情報も確認できる。今回は試験サービスのため、カード発行などは無料。

今回のシステムでは、名前などの個人情報と調剤情報を分離し、クラウド上には、調剤情報のみ保存。不正アクセスを受けても個人情報が守られるとしている。

電子お薬手帳は、2011年11月から同市宮前区で社会実験を始め、約20薬局、約千人が利用している。実験で得た要望やデータを生かして、市全域に拡大することを決定。市薬剤師会会員の薬局380店のうち、最終的には200店程度で試験サービスを行う予定。15年3月末まで試験を行う。

15日、3者による協定の締結式に参加した市薬剤師会の嶋元会長は「導入するのが目的ではなく、医薬品の適正な利用につなげてほしい」と期待し、ソニーの渡辺普ハルモ事業室長は「市全域の展開をうれしく思う。宮前区の実験で利便性や有効性に高い評価を得ており、市民の暮らしに役立つと思っている」などと話している。

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