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遭難リスク高まる秋 「余裕ある登山計画を」と津久井消防/相模原

社会 | 神奈川新聞 | 2013年10月29日(火) 22:15

手作りした登山ポストや掲示した山の情報などを案内する文書を点検する職員=相模原市緑区青根の津久井消防署青根出張所
手作りした登山ポストや掲示した山の情報などを案内する文書を点検する職員=相模原市緑区青根の津久井消防署青根出張所

木々が色づき始めた秋の登山シーズンを迎え、管内に北丹沢がある津久井消防署(相模原市緑区)は、日没が早まるなど遭難のリスクが高まり、高齢者の遭難事故が増えているとして、余裕のある登山計画を立てるよう注意を呼び掛けている。

「過去の成功体験からか、年齢や体力に見合わない計画で山に入る人が増えている」。そう分析するのは、同署特別救助隊の高須准・隊長(38)。78歳の登山者が単独で山中泊もしながら蛭ケ岳、丹沢へ抜けるルートに挑むケースもあった。「遭難しないため、絶対守るべき基本は『無理をしない』です」

同署によると、65歳以上の遭難事故は増加傾向にある。同署が救助活動に当たったのは昨年1年間の4件に対し、今年はこれまでに既に10件。9月には73~78歳の男女3人が山中の暗闇の中、歩行困難となり救助される事案も起きた。

集団で登る場合、「自分が脱落したら皆が登山を断念することになる」と体調不良を訴えないケースも多いという。だが高須隊長は「悪化して急病に陥ったりした方が助けを呼ぶために遭難したり、大きな事故につながるリスクが高まる」と警鐘を鳴らす。

万が一に備え、同署が呼び掛けているのが、ルートや装備などを記載した登山計画書の提出だ。登山愛好家に人気の蛭ケ岳(標高1673メートル)の麓を守る同署青根出張所に今年7月、計画書を受け付ける登山ポストも設置した。同出張所の田淵隼消防士長(31)は「遭難場所を絞り込むことができ、早期の救助に役立てられる」と話す。

ポスト脇に、帰路のバス運行時間や天候案内、避難時に使える山小屋の情報も貼り出す。同出張所の落合孝二消防司令(56)は「登山計画書の用紙もあるので、休憩がてら出張所に寄って書いていってほしい」と話している。

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