道路法に違反して設置されている看板などを一掃するキャンペーンが20日、JR鎌倉駅東口周辺で行われた。観光客の往来も多い表通りを、鎌倉市職員や市民ら38人がパトロールした。
参加者たちは若宮大路と小町通りの二手に分かれ、飲食店や土産物店の店頭に置かれた看板や商品の陳列が公道にはみ出していないかなどをチェック。見つけた場合は店主らに注意を促し、改善を求めた。
公道に置かれた看板は、通行の邪魔になるだけでなく、混雑時にはぶつかって転倒する恐れもある。電柱・電線が地中化された小町通りは観光客も多く、市都市景観課の担当者は「注意を呼び掛け景観を守っていきたい」と話していた。
9月10日の「屋外広告の日」に時期を合わせ、毎年8月末に実施されている。10年以上前から参加しているという同市笛田の女性(70)は「以前はよく見かけた落書きや張り紙は、ほとんどなくなった」と活動の継続に手応えを感じていた。
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