
水源林の環境保全についてさらに意識を高めてもらおうと、自然体験イベントが17日、松田町寄で開催された。県内各地から家族連れら約350人が集まり、散策や生き物探しなどを楽しんだ。
公益財団法人かながわトラストみどり財団や県、県森林組合連合会、神奈川新聞社などでつくる実行委員会の主催で12回目。
参加者は水源林内で散策や森林浴、沢で水中生物探しをして自然を満喫。子どもたちはハンモックに寝そべって心地よさそうな表情を浮かべ、沢では網を持ってオタマジャクシなどの生物を捕まえていた。
より知識を深めてもらうため、土中や水中の生物をゲーム感覚で学んだり顕微鏡で観察したりできる体験ブースが設けられた。NPO法人かながわ森林インストラクターの会のメンバーが説明し、子どもたちは興味深そうに聞いていた。
その他、水源林の間伐材を使ったクラフト作りや、こまなどの手作り木製玩具を使った遊び体験も行われた。
平塚市から訪れた市立港小学校5年の小村悠馬さん(11)は「生き物を捕まえるのが好き。普段はあまりできないので楽しかった」とはしゃいでいた。
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